世界メンタルヘルスデー(せかいメンタルヘルスデー、英: World Mental Health Day)は、メンタルヘルス問題に関する世間の意識や関心を高め、偏見や社会的スティグマを無くし、正しい知識を普及するために定められた国際デー
wikipediaより引用
世界メンタルヘルスデーという言葉を始めてお聞きの方、多数いらっしゃるのではないでしょうか?
日本国内では認知度がまだ低く、世間の関心が世界的にみて低いのです。
今日のネット社会において、自分に関心がある事柄だけを調べたり知る事が、今まで知らなかった(関心の無い)事柄を知る機会が大きく減ってきてしまっているのでは無いでしょうか。
そういった方に1人でも多く関心を持ってもらえる様、情報を発信していきたいと思います。
社会的スティグマとは何か
社会的スティグマ(Social stigma)とは、一般と異なるとされる事から差別や偏見の対象として使われる属性、及びにそれに伴う負のイメージの事を指す。社会的スティグマは特定の文化、人種、ジェンダー、知能、健康、障害、社会階級、また生活様式などと関連する事が多い。
wikipediaより引用
つまり、精神疾患等、社会的に恥とされる特性を抱えている人へのネガティブな感情により差別や偏見から社会が否定し、社会的に受け入れてもらえない状態の事を社会的スティグマと言います。
精神疾患における社会的スティグマの問題
では、精神疾患における社会的スティグマによって引き起こされる問題は何なのか。
社会的スティグマによって精神疾患を抱えている当事者本人が、
不当な扱いを受け
不当な扱いを受けるが故に社会では隠そうとして自分自身を追い込んでしまい
自分自身を追い込んでしまうが故に自尊心を低下させてしまう。
自尊心の低下によって社会復帰が難しくなってしまったり、病状の悪化にも繋がってしまう。
こういった問題が挙げられ、いかに社会的スティグマが大きな問題であり且つ、難しい問題なのかお分かりになられると思います。
統合失調症における社会的スティグマの問題
今日うつ病やアスペルガー症候群、発達障害(自閉症スペクトラム症)といった病気は世間で広く認知されてきました。
著名人が自ら病気を患っていると発信する事もしばしば見受けられます。
こういった社会的な動きによって偏見は減ってきているのでは無いでしょうか。
しかしながら統合失調症については未だに社会的な認知も浅く、偏見も大きい様に思います。
その原因として挙げられるのが、
100人に1人が罹患する病気に対して人々の関心、認知があまりにも薄く、
例え統合失調症と知っていてもその言葉を知っている程度の方も多く、
統合失調症に対する知識が乏しいが故に偏見が助長されているのでは無いでしょうか。
社会的スティグマの問題を解決する為に
最近では、統合失調症を患っている方ご自身が闘病の様子を執筆されたり、SNSでご自身の事を発信されたり、私も含め家族が統合失調症を患っている方も情報を発信したりと、オープンになってきています。
これはネット社会の一つの大きな利点では無いでしょうか。
社会では中々周りに打ち明ける事が難しくても、
ネット上で打ち明ける事によって同じ境遇の方と知り合える事で情報や意見の交換ができ、
自分は1人じゃ無いんだと勇気を貰ったり、励まし合う事でゆくゆくは社会でもオープンにしていく。
私自身がそうでした。例えネット上だけの人間関係であっても大きな力になるんです。
そうした事をみんな一人一人が積み重ねていく中で一つの大きな社会的スティグマに立ち向かっていけるのでは無いかと私は信じています。
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