- 当時の事をできる限り詳細に思い出し、病気が発覚するまでの経緯をまとめたいと思います。
病気の前兆
当時私は統合失調症という言葉すら耳にした事がありませんでした。
なんとなく妻がおかしいなと気付いたのは約10年前。
子供もまだ3才でした。
その頃妻は病院に勤務していました。と言っても看護師ではなく、清掃員としてです。
その病院はご年配の方の認知症や精神科を扱っている病院でした。
この頃よく妻が仕事の愚痴を言っていました。
当時しきりに言っていたのが、
通りすがりに文句を言われた。
みんなが自分の悪口を言ってくる。
自分がこれを聞いた時いつもこう返していました、
そういう病院だし聞き流せば?一々気にすることない。
きっと多数の方がこう返すでしょう。まさかそれが幻聴だなんて思う方まず居ないと思います。
しかし妻本人はそれをかなり気にした様子でした。きっと本人はすれ違う人全員から悪口を言われて(幻聴)いたのでしょう。
そんな事私は気にせず数ヶ月ほど経った日にこう言ってきたのです。
事務の人や営業の人、託児所の人にも文句を言われる。
正直これを言われた時私は、
こいつどんだけ職場で嫌われてるんだ。。。
と思いました。
実際職場でのいじめもありますし、日常的と言ったら語弊がありますが、非日常的な訳でもなく、普通にあり得る話しだと軽く考えていました。だから、仕事を辞めたらどうかと提案もしました。
しかし頑なに辞めようとはしなかったのです。
丁度この頃家の中でもおかしな行動をとり始めました。
まず、夜なかなか寝ない。この頃確か毎晩夜中の2時ごろまで起きていたと思います。次の日仕事なのにも関わらず。
そして起きて何をしていたのかというと、特に何かしている訳でもなく、よくイヤフォンをして音楽を聞いていました。それも大音量で。
ここまでは特におかしいとも思いませんでした。会話も普通ですし、夜イヤフォンで音楽を聴くって誰でもする事じゃないですか。
しかしここから一気に行動がおかしくなっていきました。
次回の記事はこちら。
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